シンプルなシャツを買ったけど少し遊び心を足してみたい。
子どもがボタン付きのシャツを面倒がって着てくれない。
今回は、そんなときにちょこっと試してほしいやり方を紹介します♪
刺繍糸を使ってシンプルなボタンを可愛く変身させよう!
今回紹介する内容は以前SNSで投稿した際にたくさんの方に反応&実践していただいたものです。
今回は、数あるうちから特に人気の以下の4つをご紹介します。
- お花風の付け方
- いちご風の付け方
- バナナ風の付け方
- さくらんぼ風の付け方
お花の付け方については以前からよく知られているみたいですが、果物の付け方については色々試行錯誤して行きつきましたのでぜひ試していただけたら嬉しいです。
早速、やってみました。
ボタン付けを刺繍で、すごいアイデアですね pic.twitter.com/OxQonz3AZt— ぐっじょ~ぶTATENO (@goodjobta) August 15, 2021
バナナと お花を作ってみました
昨日 初めて見て←遅すぎる。。。
すぐに ムック本を楽天にて購入
届くのが 待ち遠しいので
とりま ある糸で...できるものを#刺繍のおひつじ #ボタン pic.twitter.com/eRn4ZaaBVr— _(:3 」∠)6/4gnu 6/14空想 (@gimuyasai) August 6, 2022
必要な道具
ボタンつけを実践するのに必要な道具、材料はこちら
- 4つ穴ボタン
- 刺繍糸(25番刺繍糸)
- フランス刺繍針
刺繍糸は25番手の太さのものを準備してください。100円ショップのものでも大丈夫です!が、オリムパスのガーデンパーティのビタミンというものが果物を刺繍するようなビビッドカラーが揃っているので色を揃えるにはお得でおすすめです。
刺繍糸の使い方についてはこちらの記事をぜひ参考にしてみてください。
フランス刺繍針は、普通の縫い針と違って糸を複数本通せる大きめの穴が空いています。複数本の糸を使うため、ぜひ手元に準備してください。
下準備
早速始める前に下準備をしておきましょう。下準備をしておくことでスムーズにボタンつけに取り掛かれるかと思います!
刺繍糸の準備
刺繍糸は径0.8cm未満の小さめのボタンなら3本どり、それ以上の大きめのボタンなら4本どりがおすすめです!
(※糸の本数についてはご自身でボタンの大きさに合わせて選んでください♪)
刺繍糸から目的の本数を選んで、刺繍針に通しておいてください。
針へ複数本糸を通す方法はこちらの記事をみてみてください♪
フレンチノットステッチの確認
フレンチノットステッチとは、刺繍の技法の名前です。お花やさくらんぼのボタンつけをする際には必ず必要となってきますので
やったことのない方はぜひ一度練習することをおすすめします。
フレンチノットステッチの手順①
まず、フレンチノットを作りたい部分から針を出します。
フレンチノットステッチの手順②
そのまま針に2〜5回(指示の通りに)糸を巻き付けます。
このとき、布は一旦机の上に置いて両手でやると失敗しずらいのでおすすめです。
フレンチノットステッチの手順③
①で針を出した部分のキワに針先を戻します。
戻したら布をもう一度持ち上げましょう。
フレンチノットステッチの手順④
ここがポイントです。針先を入れた際に、②で巻き付けた糸を少し引いて引き締めます。
綺麗に引き締まると、巻いた部分が布にピッタリとくっつきます。
フレンチノットステッチの手順⑤
④でしっかりと布に巻き付けが密着したのを確認したら、針をそのまま裏に引き抜けばフレンチノットステッチの完成です。綺麗な丸い目が出来上がります。
丸くならずに糸が出てきてしまう…というときは④のステップを今一度確認してみてください。
ボタンの付け方4種
下準備ができたら実際にボタンつけをおこなっていきましょう!
お花風
お花風のボタンつけは「緑」「赤」の2色の糸を用意します。図のようにV字型に穴に沿って線をいれたら縦にもう1本いれ、
最後に先端にフレンチノットステッチを入れればOKです。
お花の色は赤に限定せず、色々な色で作っても可愛いです。
シャツのボタンを色々な色のお花でアレンジするとめちゃめちゃおしゃれです。
いちご風
いちご風のボタンつけは「緑」「赤」の糸で行います。
緑色に縦に線をいれてから赤の糸で緑の部分を隠すように線をいれていけばOKです。
みどりの部分が1度だけだと全部隠れない場合は何度か同じ穴に針を通して隠れるようにしてあげると綺麗に仕上がります。
バナナ風
バナナ風のボタンつけは「黄色」「黄緑」の糸を使いました。
今回紹介する中で最もシンプルな縫い付け方なので、手先に自信のない方は最初はこちらに挑戦するのもおすすめです。
バナナの実の部分をぷっくり太らせたい場合は黄色の線を複数回穴に通して作るといいですよ!
細かい微調整はお好みでやってみてくださいね!
さくらんぼ風
一番人気なさくらんぼ風の付け方はこちら。
さくらんぼについては「緑」「黄緑」「赤」の3色の糸を使いました。
黄緑色の糸については茎の部分を表現しています。このとき茎の部分の糸だけ2本どり(他のよりも少ない本数)で細めに縫うとよりさくらんぼっぽく見えるようになるのでおすすめです。
よくある質問
ここからはSNSで投稿した際によくいただく質問について回答を記載しておきます♪
裏側はどうなっている?
裏側は基本的には普通に玉結びをしています。
玉結びがたくさん並んでしまうのが気になるかたはなるべく小さめの玉結びをつくるのがいいかもしれません。
小さめの玉結びはこちらの記事の「針に糸を巻くタイプの玉むすび」を使うのがおすすめです♪
ボタンの足はどうしている?
何度も刺繍糸で縫い付けるのでどうしてもボタンの足(ボタンと布の間の隙間)が狭くなってしまい、ボタンがかけにくくなってしまいます。
気にしない方はそのままでも全然大丈夫ですが、気になる方は縫い終わりの糸で何度かぐるぐると巻き付けてボタンの足を作ってあげてください。
強度は大丈夫?
刺繍糸なので普通の糸よりは強度が落ちてしまいます。
…が!
- 何度も糸を通している
- 何本かの糸を使用している(1本切れても大丈夫)
ということもあり、仕上がりは割と強度が強そうな感じです。
ちなみに私もこれをしてからシャツを何度も洗濯していますが、いまのところボタンが取れてしまったことは経験していません。
さいごに
SNSのフォロワーさんから
「実際に実践してみたら、娘が喜んでボタンの付いているシャツを着てくれるようになった!」
などの嬉しいDMをいただくこともありました。
もし、シンプルなシャツをみかけたらぜひボタンにちょっとアレンジを加えてみてください。
その他にもブドウや車風の付け方なども考え、こちらの本に掲載しています。
もし本屋さんなどで見かけたらぜひ手にとってみていただけたら嬉しいです。
楽しくボタンアレンジができますように♪